第12回写真コンテスト入賞作品

　ＮＯＳＡＩでは、「写真コンテスト」を毎年実施しております。このコンテストは、農家の日常の暮らしや、農村・地域の様子をテーマにした作品を募集し、応募作品を紹介することで、広く一般の方々に農業のすばらしさを知ってもらおうというものです。
　おかげをもちまして今回で１2回目を迎え、皆様の御協力に感謝申し上げます。１月１6日に審査会を行い、厳正に審査した結果、76名176点の応募作品の中から、入選作品が決まりましたので紹介します。
　

最優秀賞

「カルストの夕景」

安尾　輝司さん
（津山市大谷）
撮影場所　新見市草間
金　賞

「れんげ祭りの終わり」

淀河内　寿さん
（岡山市西辛川）
撮影場所　総社市国分寺
銀　賞

「初夏の棚田」

永山　好人さん
（倉敷市福田町浦田）
撮影場所　久米南町北庄
銅　賞

「人参畑散水」

宮原　　靖さん
（倉敷市西阿知町）
撮影場所　倉敷市船穂町柳井原
佳　作

「夫婦で農作業」

伊丹　弘吏さん
（岡山市箕島）
撮影場所　岡山市草ヶ部
佳　作

「豊作じゃー」

田辺　　明さん
（苫田郡鏡野町寺元）
撮影場所　鏡野町寺元
佳　作

「大根ぬけた」

佐藤　五月さん
（岡山市広谷）
撮影場所　瀬戸内市長船町磯上
佳　作

「二人でハンドル」

間野　正之さん
（倉敷市真備町有井）
撮影場所　井原市美星町黒忠地区
総評 　今年は、農作業をしている人々の写真が多くなりました。春夏秋冬の風景に人物が入ると、生活感が出ます。人を撮るときは気が引けるものですが、一声かけてコミニケーションを取り、会話しながら撮れば、もっとよくなるだろうと思われる写真も見うけられました。
　年々レベルの向上を感じながら、出品された皆さんと写真を通して楽しい会話をしながら審査をさせていただきました。
　　　（審査委員長　中央光房・海老浩司）
最優秀賞 「カルストの夕景」
安尾　輝司さん		 初冬の風物詩が、夕方の逆光で強調されています。畑の広さを感じさせ主題を的確に表現し、作者の意図がよく伝わります。
金 賞 「れんげ祭りの終わり」
淀河内　寿さん		 国分寺と、れんげ畑の写真は多く見ますが、農業の視点から撮られた写真は少ない。れんげで季節感を感じ、トラクターの後を追うカラスがのどかさを感じさせます。
銀 賞 「人参畑散水」
宮原　靖さん		 山間部の人参畑の感じがよく出ています。畑がもう少し広く入っていると、もっといい写真になります。
銅 賞 「初夏の棚田」
永山　好人さん		 田植えの写真は何点かありましたが、この写真を選びました。水面に映った姿がアクセントになっています。水面の姿を主題として反対から見ても楽しい写真です。
佳 作 「夫婦で農作業」
伊丹　弘吏さん		 ビニールハウスの質感がよく現れている写真です。フレーミングとシャッターチャンスも的確です。
佳 作 「豊作じゃー」
田辺　明さん		 収穫前の喜びをこのような形で現すのも、面白いですね。センスの良さを感じます。
佳 作 「大根ぬけた」
佐藤　五月さん		 記念写真ですが、カメラに向かった子供達の表情が実に楽しそうで、笑い声が聞こえそうな感じがします。
佳 作 「二人でハンドル」
間野　正之さん		 楽しそうに話している奥さんと、その話を聞きながら運転しているご主人の表情が、いい感じで撮られています。


　１月１６日開催　審査会の様子（右端が海老審査委員長）


◎応募いただいた全作品を、岡山県農業共済会館（岡山市桑田町１-３０）１階ホールに展示しています。
　　（５月３１日まで。土・日・祝日は除く）。
　
　次回のテーマも「岡山の農村」に決まりました。
　来年度も応募いただきますよう、お願い申し上げます。