第13回写真コンテスト入賞作品

 NOSAIでは、「写真コンテスト」を毎年実施しております。このコンテストは、農家の日常の暮らしや、農村・地域の様子をテーマにした作品を募集し、応募作品を紹介することで、広く一般の方々に農業のすばらしさを知ってもらおうというものです。
 おかげをもちまして今回で13回目を迎え、皆様の御協力に感謝申し上げます。1月17日に審査会を行い、厳正に審査した結果、74名170点の応募作品の中から、入選作品が決まりましたので紹介します。
 

最優秀賞

棚田の彼岸花

江本 恭平さん
(倉敷市矢部)
撮影場所 倉敷市尾原
金 賞

「収穫」

田辺 明さん
(鏡野町寺元)
撮影場所 鏡野町越畑
銀 賞

「ワラグロのある風景」

植野 勉さん
(勝央町東吉田)
撮影場所 津山市高倉
銅 賞

「山里の秋」

本田 義紹さん
(美作市真加部)
撮影場所 西粟倉村大芳
佳 作

「桃花香る頃」

宮原 靖さん
(倉敷市西阿知町)
撮影場所 倉敷市玉島
佳 作

「農業体験」

智和 雅子さん
(津山市加茂町)
撮影場所 津山市加茂町
佳 作

「雲上の棚田」

河口 毅さん
(岡山市古新田)
撮影場所 久米南町(誕生寺近く)
佳 作

「菜園の朝」

梶尾 右さん
(倉敷市北畝)
撮影場所 久世町宮尾
総評 総評
カメラの自動化が進み、誰でも簡単に写真が撮れるようになり、感じたままを写真で表現できる時代となりました。難しい操作はカメラ任せにして、シャッターチャンスとフレーミングだけに集中できるようになったので、高齢者の出展も多くなっています。目にした風景を「感じたままに伝わる」そんな写真を選ばせていただきました。  (審査委員長 中央光房・海老浩司)
最優秀賞 「棚田の彼岸花」

「休耕の田に咲きほこる彼岸花が遮光線に映え印象的でした」と作者のコメントが添えられていましたが、主題だけを的確にフレーミングした見事な作品です。

金 賞 「収穫」 おばあさんの笑みに加え、採れた野菜が逆光で強調されシャッターチャンス、フレーミングが的確で手前にあるであろう明るい畑が反射板となって、主題を浮き立たせています。
銀 賞 「ワラグロのある風景」

見かけることがほとんど無くなったワラグロですが、独特の色で表現され作者の心象風景となっています。

銅 賞 「山里の秋」 紅葉したカラマツを背景に鈴なりの山柿が、望遠レンズで撮られ晩秋を感じさせます。斜光線になるを待って撮ると、さらに主題が強調されるでしょう。
佳 作 「桃花香る頃」 受粉作業の親を待つ子供達と満開の桃の花、農作業の一コマが風景写真として表現されています。
佳 作 「農業体験」 「真剣に稲刈りを手伝う元気な孫のひとこま」とコメントが添えられていましたが、それを見守る笑顔のお父さんの表情が、なごやかな雰囲気を感じさせます。
佳 作 「雲上の棚田」 岡山にもこんな風景があるのかと再認識する写真です。手前のコスモスがより季節感をより強調しています。
佳 作 「菜園の朝」 朝日を浴びた白菜の畑が広角レンズで表現されています。他にも出展されていましたが、いずれもレベルの高い作品でした。


  審査会の様子(手前が海老審査委員長)


◎応募いただいた全作品を、岡山県農業共済会館(岡山市桑田町1-30)1階ホールに展示しています。
  (5月31日まで。土・日・祝日は除く)。
 
 次回のテーマも「岡山の農村」に決まりました。
 来年度も応募いただきますよう、お願い申し上げます。