第14回写真コンテスト入賞作品
NOSAIでは、「写真コンテスト」を毎年実施しております。このコンテストは、農家の日常の暮らしや、農村・地域の様子をテーマにした作品を募集し、応募作品を紹介することで、広く一般の方々に農業のすばらしさを知ってもらおうというものです。
おかげをもちまして今回で14回目を迎え、皆様の御協力に感謝申し上げます。1月16日に審査会を行い、厳正に審査した結果、174名422点の応募作品の中から、入選作品が決まりましたので紹介します。
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最優秀賞 「六月の頃」 赤沢 浩千さん (岡山市新保) 撮影場所 備前市吉永町 |
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金 賞 「案山子と日の出」 岸本 仁吉さん (勝央町平) 撮影場所 勝央町間山 |
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銀 賞 「6月の頃」 堀 紘治さん (岡山市福田) 撮影場所 総社市(吉備路) |
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銅 賞 「農家の嫁は元気だぞ!」 新川 洋子さん (倉敷市平田) 撮影場所 岡山市高松 |
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佳 作 「休耕田は花盛り」 秋葉 登志子さん (高梁市有漢町) 撮影場所 高梁市有漢町長代 |
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佳 作 「晩秋の景」 国米 和子さん (岡山市福成) 撮影場所 岡山市藤田 |
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佳 作 「花を運ぶ少女」 草谷 明さん (岡山市一宮) 撮影場所 新見市草間 |
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佳 作 「収穫の後」 原 美鈴さん (岡山市西大寺) 撮影場所 岡山市一宮 |
| 総評 | 総評
写真といえば印画紙にプリントしたものが主流でしたが、インクジェットプリンターの普及でデジタルカメラで撮り、プリンターで出力した作品も多く見受けられ、時代の流れを感じています。自分の表現をどこまで拘るかで、作品の仕上がりは大きく変わります。いいフレーミングやシャッターチャンスで撮られていても、プリントでだいなしになることもあります。ご自分でプリントされる時は、使う用紙によっても色が大きく変わりますので、諧調や色調がきちんと再現できるようにパソコンやプリンターの調整が重要です。今回は400点以上の応募作があり、写真を通して撮られた皆さんと対話しながら審査をさせていただきました。 (審査委員長 中央光房・海老浩司) |
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| 最優秀賞 | 「六月の頃」 | 霧が出て、雨が降りそうな天気の時は写真を撮りたくないものですが、悪条件を逆に利用した素晴らしい写真です。カメラアングルを下げて主題を大きく見せ、霧で遠景が省略されていますので主題がより強調される。作者の意図が的確に表現されています。 |
| 金 賞 | 「案山子と日の出」 |
一見すると人が立っているように見えますが、案山子。木漏れ日が日の出とは意外な感じがします。露出の難しい条件ですが、全体の色調が日の出の光を強調しながらも作物のディテールを損なわないように表現されています。 |
| 銀 賞 | 「6月の頃」 | 田植えのトラクターを見守る老夫婦、夕方にちかい時間帯の光線が牧歌的な情景を強調しています。望遠レンズを使って主題を大きく撮っているので老夫婦の感情が伝わってきそうです。 |
| 銅 賞 | 「農家の嫁は元気だぞ!」 | 大の字になったポーズに笑顔、写った方と撮影者の楽しい会話が聞こえてきそうで、見ていて楽しくなる写真です。 |
| 佳 作 | 「休耕田は花盛り」 | ひまわりを正面から撮るのが普通ですが、横から撮っているので空に目がいき超広角レンズでもないのに広さを感じさせる写真です。「素晴らしい空気の中、感動しつつシャッターを切った」とコメントが添えられていましたが、作者の感動が伝わってくる感じがします。 |
| 佳 作 | 「晩秋の景」 | 収穫されなかった大根がオブジェのように表現され、農業の厳しさを感じさせています。背景にトラクターが入り、みごとなフレーミングで農村の風景を時事的に撮られています。 |
| 佳 作 | 「花を運ぶ少女」 | お手伝いをしている少女を、見事にとらえた写真です。主題となる少女にピントを合わせ、流し撮りで背景のソバ畑と手に持っている花束をぶらせて写真ならではの表現です。 |
| 佳 作 | 「収穫の後」 | 稲刈りが終った田んぼで遊んでいる子供、地面に落ちた藁がシャープに表現され子供の表情と対照的です。一昔前ではどこでも見かけた風景で、時間を超えてタイムスリップしたような感じがします。 |
審査会の様子(左から2人目が海老審査委員長)
◎応募いただいた全作品を、岡山県農業共済会館(岡山市桑田町1-30)1階ホールに展示しています。
(5月30日まで。土・日・祝日は除く)。
次回のテーマも「岡山の農村」に決まりました。
来年度も応募いただきますよう、お願い申し上げます。